七福醤油と甘かもん醤油についてのお話。

こんにちは。
5代目嫁です。

【七福醤油店の「七福醤油」!親子で繋ぐ時代の味】
七福醤油店には、1升瓶の醤油を含めるとこいくち醤油だけでも4種類の醤油があります。
金印、青印、黄印、七福醤油・・・それぞれでまた味が違う醤油たちです。
その中でも今日は、「七福醤油」と社名を背負った醤油について書きたいと思います。

【とろっとした甘く、艶のあるかけ醤油を目指して生まれた七福醤油】
 
この七福醤油は、4代目の現社長がつくった醤油です。
この七福醤油ができるまでは、贈答などに使える醤油が弊社にはありませんでした。
贈り物に使いたい、といってくださるお客様もいたのですが、1升瓶だと大きすぎる・・
当時、お客様からもそんな声がありました。そこで4代目は、
「贈答に使える醤油ならば、1升瓶の醤油と同じではダメだろう。もっと高級感がある醤油を
作ったらいいのではないか」


連日醤油を仕込んでは試す、を繰り返しながら、試作を行っていきました。
そうして生まれたのが、「七福醤油」です。
通常の醤油よりもコクと、甘みが強く、醤油の艶が一味違う醤油です。
とろりとした醤油は、さしみなどにもよく絡みます。
かけ醤油としても、また、煮物などにも使える万能醤油です。
完成当時からしばらくは、瓶の蓋部分に金具もついた瓶を使用していました。
見た目や味でも大変ご好評頂き、当時の七福醤油での売上上位の人気商品でした。

しかし、時代が変わり、金具をなかなか開けられないというお客様からも声もあり、
2019年に瓶がリニューアル。
現在の金具のついていない醤油瓶へと変わりました。

【小容量のニーズに応える。甘かもん醤油の誕生】

そんな七福醤油ですが、昨今の少子高齢化、核家族化が進むにあたって、小容量の醤油という
ニーズが高まっていました。また、七福醤油店の醤油をお土産用として売り出せないかとも考えているときでした。
そこで、生まれたのが5代目が考えた「甘かもん醤油」。
「醤油って黒いから、くまモンの体の色と一緒だよね」5代目が醤油作りの修行先で言われた言葉でひらめいた商品。
中身は七福醤油店の代表的な醤油「七福醤油」を詰めて。弊社の味をいろいろな方に知ってもらいたいという願いを込めて。
1滴ずつ醤油が出る密封ボトルに200mlの少容量タイプ。
熊本で全国的に認知されているくまモンと熊本弁の「あまかもん」をかけて商品名は決まりました。
4代目と5代目の親子タッグでつくった商品です。
どちらの醤油も現役で販売中です!!
どうぞよろしくお願い致します。